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ゲーマー備忘録

ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団 雑感

ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団 雑感

※注 この記事はガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団の「バッドエンド(?)」までプレイした時点で書いた記事です。

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途中までのネタバレマシマシでお送りしますので未プレイの方はブラウザバックを推奨します。

また、前作「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」を贔屓目に見ている記事となっている事をここにお詫びいたします……

 

<追記>

トゥルーエンドまで完走しました。まとめた感想はコチラ。

sansara.hateblo.jp

 

 

もくじ

  1. 感想:ストーリー
  2. 感想:ゲームシステム
  3. まとめ

 

感想:ストーリー

まあ可もなく不可もなく……もとい、"不可"はありましたね()

冗句はさておき、個人的にはなんだか今回のストーリーは「魔女と百騎兵」や「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」と比べて薄味な感じがしました。決して面白くないわけではないんですけど、むしろ面白いんですけど、前作の出来が良すぎた反動ですかね……

 

表ラスボスのツェツィーリアさんの目的も、魔女百のメタリカと本質的に変わらないことであったため「さいですか……」と思ってしまいました。

 

ストーリーに関しての話は裏ボス(でいいんですかね?)を倒してから観るとまた違った印象が出てくるかもしれないです。

 

あ、マダム・マルタが「ピラー・オブ・フール」とか言い出した時は度肝を抜かれました。魔女百の話が直接的に絡んでくる訳ではないけど伝わる人には伝わる、こういうファンサービス好きです。

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感想:ゲームシステム

前作の「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」は、ストーリーだけでなく、ダンジョン探索も非常に楽しい作品でした。その探索の楽しさは今作も健在です。

今作では迷宮内にメモを残せる機能があり、鍵付き宝箱を見つけると「○○の鍵が必要だ」と自動でメモを残してくれるため、非常に便利でした。

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もちろん、好きな場所に好きな内容のメモを書き込むこともできます。

 

ただ、前作に有ったダンジョンごとのストーリーは無く、ただ目的の品を集めるだけなので若干単調な感じが否めませんでした。

 

また、唯々引き延ばしにしか見えない無駄に長いアパルトマンとカルチェヴィータは、正直プレイしていてうんざりしました。ストーリーが切り替わった直後は「不思議のダンジョンだ!新人形兵だ!」と、とても楽しかったですけど流石に120階、それも延々と同じ景色が続くのはちょっと辟易とさせられましたね……そしてそれを超えると今度は「もう一回登ってこい!」と言われる始末。あーめんどくせマジで

 

大問題は移動床という新ギミック。これは矢印の床の上に乗ると勝手に動いてしまうギミックなのですが、回避する手段が「祈る」のみ。対策スキルを獲得しても移動阻止の確率は100%になりません。正直なにも面白くないしただただ苦痛だったのでこのギミックはぶっちゃけゴミだと思います。

 

また、連れ去りもただただめんどくさいだけの要素。連れ去られたらひたすら隠れ家を出入りするだけの作業。マジでなにも面白くないです。しかしこれがアパルトマンで発生すると大問題。ランダム構造なので当然隠れ家が存在するかは運否天賦。固定階層で隠れ家を発見しないうちに連れ去られてしまうと地獄を見ます。見ました。

 

人形兵のカスタマイズの楽しさは今作も健在……どころか、スキルの自由度とファセットの種類が尋常じゃなく増え、転生とスキル構成で無限に悩むことができます(誉めてる)。新たな世界に行ってファセットが倍に増えたときは衝撃を受けてわくわくしましたね……

また、今作は人形兵だけでなく、結魂書もカスタマイズできるのがグッド。結魂書を錬金分解することによって、その結魂書のドナムを別の結魂書に移すことができます。好きなドナムを詰め込んで自分だけの最強の結魂書を作ろう!みたいなことができます。楽しいです。

 

しかし、何よりも気になったのが今作のゲームバランス。前作は歯応えがありつつも(表ダンジョンでは)理不尽さの薄い、プレイしていて非常に楽しいバランスになっていました。

しかし、今作はちょっと……特にヴンダープーとツェツィーリアの強さの設定は何をどう間違えたらあんなクソボスが生まれるのか疑問です。自分が何か楽に倒せる方法を見落としてたんですかね……?

 

まずヴンダープー。カルチェヴィータで出てくる紫シンボルや通常シンボルで遭遇した時にも相当苦戦させられますが、そんなのを鼻で笑うヤツが存在します。それがピラーのお供に出てくるコイツ。

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火力の高い全体攻撃かつ異常に高い気絶付与率で一生ハメ殺しを仕掛けてきます。なにも面白くない。簡悔精神に満ち溢れた人間が設計したとしか思えないクソボス。

なによりおかしいのが、このボスと戦える時点で最も経験値効率のいいカルチェヴィータが封印されてしまうこと。レベルを上げて対抗しようにも、効率の悪い場所でちまちまレベルを上げなくてはいけないのでストレスしかありません。霧耐性持ちのウィッカードを許すな。

試行回数で全体攻撃を撃たれない個体を引いて倒すのが一番楽なんじゃないですか?二度と戦いたくないです。

 

そしてラスボスの前座である鳥人間ことツェツィーリア。

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高火力カウンター、高火力全体攻撃、深淵付与、スタン付与、気絶付与、挙句の果てには3回(2回だっけ?)復活!w 最強のボス!w

クソボスです。全体攻撃が来ないことを祈り、ピア系がガードしてくれることを祈って戦いましょう。

この後にラスボスである「不可」も控えていますが、まあ正直特筆すべきところも無いぐらいに弱いです。1部位破壊すると即死カウンターして来るのが面倒といえば面倒だけど正直どうでもいい……ツェツィーリアを突破した旅団なら何も考えずに殴ってるだけで勝てます。この辺も「ゲームバランスの悪さ」という印象を深めてる気が……

 

前作は3周ぐらいプレイしましたが今作はこの2ボスが存在するってだけで2周目はやらないいいかな、と思えてしまうぐらいには面倒くさかったです。

 

それと、これは自分の運が悪いだけかもしれませんが今作はピニャール大公の出現率が異常なほどに低い、というか出会ったことすらありません。

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5時間ぐらい死神シンボルを漁っていてピニャール侯爵はそこそこ見かけたのですが、ガッポリ結魂書は1枚も落としませんでした。ピニャール大公に至っては遭遇すらしませんでした。レベル上げが捗らなかった要因の一つでもあります……

BGMが鳴り出して「死神じゃない!」って思ったときに青ピニャだったときのガッカリ感は異常ですね……

 

まとめ

前作の「ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団」は、ゲームバランスもシナリオも非常に魅力的に纏まった素晴らしいゲームでした。それと比較するのもハードルが高くてなんですが、今作は少し残念な点が少々……ストーリーは普通に面白いですしダンジョンの探索は楽しいんですけど、「名作か?」と問われるとうーん、と考え込んでしまいます……

 

まあ、シナリオに関してはまだ裏ダンジョンが残っているのでそれをクリアしないと何とも言えないですね!!!!!!期待してます!!!!!

 

 

 

それでは、私は依頼メモの品を集めるのに忙しいのでこの辺で。

 

あ、ランダムダンジョンの高レアトレジャー蒐集もえげつないぐらい面倒くさいわこれ……