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ゲーマー備忘録

「星のカービィ ディスカバリー」雑感

星のカービィ ディスカバリー

星のカービィ ディスカバリー」、通称ディスカバリーをクリアして100%直前までプレイしたので感想を書きなぐっていきます。結論だけ先に書いておくとぼくが今までプレイしたカービィの中で最高傑作に挙げてもいいぐらいでした。

マジで面白かったので往年のカービィファンはやった方がいいです。マジで。

 

本文はネタバレ要素を含むのでプレイしてからの閲覧を推奨します。

 

 

もくじ

  1. 感想
  2. ここすきポイント
  3. まとめ

 

1.感想

 

 

めちゃくちゃ面白かったです。ストーリーもゲームデザインも素晴らしかったです。

 

まずストーリーについて。謎の新世界を、今作のパートナーキャラである「エフィリン」とともに冒険していくというシンプルなストーリーですが、その「新世界」はまるで文明を持った人類に打ち捨てられたかのような荒んだ世界。

オタクの8割はポストアポカリプス物が大好きという研究結果があります。当然ぼくも好きです。ましてカービィでこういう世界を冒険できるとなれば猶更……まさかカービィがこんな(荒廃しているとはいえ)現代文明的な世界に進出するとは思ってもみませんでした。

 

そして、ストーリーを進めていくにつれ明らかになるこの星の正体。そして語り掛けてくる「日本語」。直前までは現地語で進行していたのに、唐突にカービィではなく「プレイヤー」に語り掛けるような言語設定の変更を行っている演出はなんとも言えない気持ち悪さを感じました。こういうの大好き。

 

そして飛び出てくるラスボスその1。子供泣くだろコレ。

 

そして真ラスボス。余りにもカッコいい。戦闘BGMもたまらない。グッドです。

 

あまりにもワクワクする導入からのここに至るまでの流れがとても好きで、ストーリーに関しては個人的には歴代で1番好きかもしれません。

 

このシーンを見て「あ!!!!プロメアで見た!!!!!!」ってなったのはぼくだけでしょうか……ぼくだけかな……

 

 

ストーリーについてはこのあたりで。考察要素も多そうで妄想が膨らみますね。

 

そしてゲームシステム。

今作はカービィシリーズ本編初の3D作品ということで、完成度はどんなものかと気になっていました。私は「すいこみ大作戦」や「バトルデラックス」を触っていなかったため、カービィが3D化するといってもあまりイメージが掴めないという印象でこのゲームを起動しました。

 

 

そこに広がっていたのは、いつものカービィでありながら、しかしいつもとは段違いの自由度を誇るとんでもない空間でした。

私がキッズ時代にプレイした初めてのカービィ夢の泉の物語でした。そして、夢の泉を「このゲームおもしれ~」と楽しんだ後にUSDXをプレイして「なんだこの面白いゲームは!?」と、その面白さと進化に驚愕した思い出があります。

 

そして、ディスカバリーという作品は、USDXをプレイした時以上の衝撃を私にもたらしました。

 

3D空間でカービィをぐりぐり自由に動かせる楽しさ。それなのに「いつもと変わらない」操作感。

私は「キャラクターを動かしているだけで楽しいゲーム」が結構好きなのですが、このディスカバリーという作品はそれを体現したようなゲームでした。

 

多彩なコピー能力やほおばりヘンケイという新ギミック、そしてすっぴん状態ですら自由な空間で動かせるカービィという新鮮さを楽しんでいました。

基本挙動やコピー能力のモーションは3D化に合わせてしっかりと作り込まれており、広々とした空間でカービィの多彩なアクションを思う存分堪能することができます。

また、今作ではガードの他に回避アクションが導入されています。この回避アクションを敵の攻撃をぎりぎりまで引き付けてから避けると「ジャスト回避」となり、カービィ以外の時間が少しスローになります。この間にタメ攻撃を叩き込むもよし、連続攻撃をしかけるもよし、と絶大なメリットがあります。

 

 

https://twitter.com/Sakurachiruno/status/1632625269591928832?s=20

https://twitter.com/Sakurachiruno/status/1632625269591928832?s=20

ただし、このジャスト回避は多段攻撃や衝撃波を伴う攻撃には弱いため、しっかり敵の行動パターンを見極める必要があります。逆に言えば、敵の行動パターンを冷静に見極め、ジャスト回避を使いこなせれば格段に総火力が向上し、カービィらしからぬスタイリッシュさでボスをなぎ倒してゆけます。

初の3Dアクションゲームながら、3Dアクションの面白さの一翼を担っている「回避」をしっかりと作り上げているHAL研の抜かりなさにはただ脱帽です。

 

また、レベルデザインもとても素敵です。ちょっと変な場所にコインがあったり、道のくぼみを見つけて近づいてみると……隠し通路が現れたり、別の道へ行けたり。

「新世界」という一貫したテーマを持ちながらも、気候や背景がそれぞれ異なる、様々な環境のステージ。それらを隅々まで探索したくなるというプリミティブな欲求を掻き立てられる、とても素晴らしいレベルデザインになっていたと思います。

 

……まあ、正直タイムクラッシュの設計図の隠し場所はどうかと思いましたけどね!あまりにも見つからなくてググろうかと思いましたよ()

 

1周目はカービィの挙動を楽しみながらサクッとクリアしましたが、いざ100%を目指すとなると結構大変でした。

 

特に探索系のミッションとノーダメージのミッション。

探索系のミッションは、ステージ内に隠されているオブジェクトに干渉し、条件を達成するとクリアとなるミッションです。

「隠されている」という言葉通り、たまにカメラからは見えづらい位置に設置してあるオブジェクトに気づかず、何週も同じステージをぐるぐる回ってしまうことが多かったです。

 

一番見つかりづらかったのは個人的にはこれ。ワープスターに視線を誘導されるステージ構成なのが本当に嫌らしい……!!!!!

5,6回目の挑戦でようやく気付きました。

 

そしてノーダメージミッション。これはまあ文字通りです。ガード削りも被ダメージ判定なので純粋にプレイヤーの腕が試されます。

 

そして苦戦したのは……案の定というか、当然というか、コイツです。

何回か挑戦したのですが、事故被弾が絶えず、結局裏ボス撃破報酬のコピーで速攻を仕掛けるという戦術もクソもない戦い方になりました。単体ボスならともかく、複数ボスを安定させるのは難しいです。モンハンで学びました。

 

総じて、カービィ本編シリーズ初の3D作品とは思えないほどの完成度を誇る作品でした。2Dだった過去作と単純比較するのも難しいですが、それでも私はこのゲーム性と完成度は歴代シリーズでも上位に入る打点だと思っています。

 

……さて、私は冒頭で「100%直前までプレイした」と書きました。この記事を書いている現在、達成度は98%となっています。

 

 

で、あと2%が何なのかというと、「フィギュア」という収集要素です。

 

 

ディスカバリーでは、フィールドに落ちているカプセルを拾うと、ランダムでフィギュアを入手することができます。また、街に設置されているガチャガチャに10円~100円を支払う事でもランダムでフィギュアを入手できます。

 

そして、フィギュアの総数はなんと脅威の「256種類」となっています。

さて、私が98%まで埋める過程で獲得したフィギュアの総数はというと……

 

 

128種類。あと128種類もあります。まだ半分!?!?!?!?!?!?

 

……はい。お察しの通り、当然ステージに落ちてるカプセルを拾うよりもガチャガチャを回した方が収集効率は圧倒的に上です。しかしそのためには(最低保証はありますが)運によってブレるガチャを試行回数でねじ伏せるための手段、つまり「金の力」が必要になってきます。

そのため私は現在メタナイトをしばき回して小銭を巻き上げガチャガチャに突っ込む生活を送っています。この作業が終わったらまた追記すると思います。でも今はつかれたのでこうして駄文を書き散らかしています。ディスカバリーから逃げるな。

 

2.ここすきポイント

 

ここからはプレイ中に撮ったスクショとともに気に入ったポイントやコピー、ステージなどを紹介していきます。今作のカービィは本当にかわいい。

 

顔出し看板とマイハウス。この顔出し看板があるおかげで、「新世界」の寂れた廃墟のような遊園地でありながら、テーマパークに来たようなワクワク感が出ています。演出が素敵。

マイハウスには前述のフィギュアが飾れます。攻略でお世話になったスペースレンジャーのフィギュアとパートナーのエフィリン、そして顔出し看板のフィギュアを飾っています。かわいい。

 

カービィシリーズ恒例のミニゲーム。私はここでワドルディたちの色が一体一体違うことに気づきました。個性が出てていいですね……。

 

レストランで「おみせでたべる」を選択した際のムービー。私は途中までテイクアウト利用しかしていなかったため、このムービーが流れることを終盤まで知りませんでした。かわいい。

ゲーム内で出てくる、くるまほおばりケーキやカービィバーガーは実際に現実のカービィカフェで提供されているとのこと。行きたいですね、カービィカフェ……ソロ突撃は中々ハードル高そうだけど実際どうなんでしょう?

 

今作のステージの中で最も雰囲気が気に入ったステージです。マグマに浮かぶ、打ち捨てられて寂れた工場。薄汚れた、少し重苦しい雰囲気の中を呑気に進むカービィとのギャップが物凄く、妙に魅かれるものがありました。

 

トレジャーロードと呼ばれる、コピーチャレンジのような要素のリザルト画面です。ここのモーションに限らず、端々まで作り込みが感じられ、カービィの可愛さが全面に押し出されていてとても好きです。

 

モーションの飽きなさは、カービィだけでなくNPCや敵キャラも同様。特に今作のワドルディは様々な場面で多様なモーションを繰り広げてくれるため、救出のモチベーションがより高まりました。

 

こういうちょっとカメラが寄り気味で広いところがあるとついスクショボタンを押してしまう今作。ほんとカービィが3Dでここまで動かせるという事実がただひたすらに嬉しいですね……

 

今作は(も?)十字キーでアピールのようなことができるので、こんな光景も撮れます。プールサイドの方はこの後ノディを吸い込んでガチ寝したらなんかミッションを達成して笑いました。完全にHAL研の手のひらの上で踊らされている……っ!!

 

このゲームをやっていると無限にスクショが増えていくのでこのあたりで。ぜひみなさんも実際に自分の手でカービィを動かしてください。

 

3.まとめ

さて、今回は「星のカービィ ディスカバリー」について書いてきました。

 

本当に面白いゲームだったので、この路線でまたカービィ作品が出たらぜひやりたいですね!キャラクターを操作してるだけで楽しいゲームって結構貴重なので……

 

私は元々カービィシリーズが結構好きなんですけど、直近でWiiデラ、ディスカバリーと立て続けにカービィ作品をクリアしたせいか「カービィ欲」が高まっています。実は私は名作と名高いロボボをプレイしてないので、3DSに逆行してプレイしようかと検討しています。

 

まあ、とりあえずはディスカバリー100%と、表100%とマホロアエピローグだけやって中断しているWiiデラの100%を目指していこうと思います。

 

 

それでは、私はメタナイトの仮面を割るのに忙しいので今回はこの辺で。